見積依頼メールの例文|必要情報リスト付き(抜け漏れ防止)
見積依頼メールは、書き方よりも「必要情報がそろっているか」で精度が決まります。条件が抜けると、見積がぶれたり、追加確認が増えたりして、発注までの時間が伸びます。最初の1通で要点をそろえると、相手も返しやすく、比較もしやすくなります。
本記事では、見積依頼 メール 例文を「丁寧/標準/柔らかめ」で用意し、初回/複数社へ依頼/条件が多い/急ぎ/追い問い合わせの5場面で使い分けられる形にまとめます。件名例、NG例、FAQに加え、抜け漏れ防止のチェックリストも掲載します。
ビジネスメールや文例をコピペで使いやすい形でまとめています。
お礼・依頼・謝罪・断り・社内連絡など、用途別に探したい方はこちらをご覧ください。
目次
見積依頼で伝えるべき項目チェックリスト
見積依頼は、相手が「前提」をそろえられるほど正確になります。下記を8〜12項目そろえると、追加質問が減り、比較も公平になります。
- 依頼内容の概要(何を、どこまで)
- 対象範囲と成果物(仕様、納品物、数量)
- 希望条件(品質、対応範囲、除外範囲)
- 納期・希望時期({候補日A} {候補日B} {候補日C} など)
- 作業場所・対応方法(訪問、オンライン、持ち帰り)
- 提供できる資料(図面、現状資料、参考URLなど)
- 見積の内訳要望(作業費、材料費、オプション、保守など)
- 支払い条件・契約条件(締日、支払、検収など)
- 見積回答の希望期限(いつまでにほしいか)
- 質問窓口と連絡手段(担当、連絡先)
条件の伝え方のコツ
条件は長文で詰め込むより、短い文で前提をそろえる方が伝わります。特に「含める範囲」と「含めない範囲」を分けると、見積のズレが減ります。
- 「対象」「成果物」「除外」を1セットで書く
- 不確定な点は不確定と明記し、前提条件を提示する
- 相見積もりの場合は、比較観点をそろえる依頼文にする
- 見積期限と、返信先の担当を明確にする
件名例10個
件名は「見積依頼」であることと、対象が分かる形が安全です。迷う場合は「【見積依頼】+案件名」で統一します。
- 【見積依頼】〇〇について
- 【見積のお願い】〇〇の費用ご提示について
- 【見積依頼】〇〇作業一式
- 【見積依頼】〇〇の仕様に基づく費用算出のお願い
- 【相見積】〇〇の見積ご依頼
- 【至急】見積ご依頼(〇〇)
- 【見積依頼】〇〇の内訳提示のお願い
- 【見積依頼】〇〇の対応可否と概算について
- 【再送】見積ご依頼の件(〇〇)
- 【追い問い合わせ】見積依頼の件(〇〇)
状況別の見積依頼メール例文
この章の例文は、状況に応じて使い分けできる形です。条件を差し替えれば、コピペOKで運用できます。
初回
初回は、依頼の背景を短く添え、必要情報を過不足なく渡します。見積期限を入れると、相手が動きやすいです。
丁寧
件名:【見積依頼】〇〇について
株式会社〇〇
〇〇様
突然のご連絡失礼いたします。
株式会社〇〇の〇〇です。
〇〇の件で、費用のお見積をご依頼したくご連絡いたしました。
下記条件にて、お見積をご提示いただけますでしょうか。
依頼内容:〇〇
対象範囲:〇〇
成果物:〇〇
納期希望:{候補日A} {候補日B} {候補日C}
見積内訳:〇〇(可能な範囲で)
恐れ入りますが、{候補日A}までにご回答いただけますと幸いです。
ご不明点がございましたら、遠慮なくご連絡ください。
株式会社〇〇の〇〇
(署名)
標準
件名:【見積依頼】〇〇の費用ご提示のお願い
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になります。
株式会社〇〇の〇〇です。
〇〇の件で見積をお願いしたくご連絡しました。
条件は下記です。
依頼内容:〇〇
対象範囲:〇〇
希望納期:{候補日A} {候補日B} {候補日C}
内訳希望:〇〇
{候補日A}までに見積をご返信いただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
株式会社〇〇の〇〇
(署名)
柔らかめ
件名:【見積のお願い】〇〇について
株式会社〇〇
〇〇様
はじめまして。
株式会社〇〇の〇〇です。
〇〇の件で、費用感を確認したく見積をお願いできますでしょうか。
下記の条件でご確認ください。
依頼内容:〇〇
希望時期:{候補日A} {候補日B} {候補日C}
条件:〇〇
分かる範囲で構いませんので、{候補日A}までにご返信いただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
株式会社〇〇の 〇〇
(署名)
複数社へ依頼
相見積もりは、隠さずに伝えた方が後の齟齬が減ります。比較条件をそろえるため、見積の前提と内訳の希望を書きます。
丁寧
件名:【相見積】〇〇の見積ご依頼
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
〇〇の件につき、複数社様へ相見積をお願いしております。
条件をそろえたうえで比較検討したく、下記内容でお見積をご依頼いたします。
依頼内容:〇〇
対象範囲:〇〇
成果物:〇〇
納期希望:{候補日A} {候補日B} {候補日C}
内訳希望:作業費/材料費/オプションを可能な範囲で
恐れ入りますが、{候補日A}までにご提示いただけますでしょうか。
何卒よろしくお願い申し上げます。
株式会社〇〇の〇〇
(署名)
標準
件名:【相見積】〇〇のお見積をお願いします
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
〇〇の件で、相見積として見積をお願いしたくご連絡しました。
下記条件でご提示ください。
依頼内容:〇〇
対象範囲:〇〇
希望納期:{候補日A} {候補日B} {候補日C}
内訳:可能な範囲で作業費と材料費を分けてください
{候補日A}までにご返信いただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
株式会社〇〇の〇〇
(署名)
柔らかめ
件名:【相見積】〇〇の見積のお願い
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
〇〇の件で数社に見積をお願いしています。
条件をそろえて比較したいので、同じ内容で見積をお願いできますでしょうか。
依頼内容:〇〇
希望時期:{候補日A} {候補日B} {候補日C}
内訳:可能なら作業費とその他を分けてください
{候補日A}までにご回答いただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
株式会社〇〇の 〇〇
(署名)
条件が多い
条件が多い場合は、本文に全部を書かず、要点だけを載せて「詳細は別添」や「箇条の前提」で整理します。ここでは本文内で見やすく分けます。
丁寧
件名:【見積依頼】〇〇(条件詳細あり)
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
〇〇の件でお見積をご依頼いたします。
条件が多いため、要点を下記に整理いたします。
依頼内容:〇〇
対象範囲:〇〇
含めたい内容:〇〇
除外したい内容:〇〇
前提条件:〇〇
納期希望:{候補日A} {候補日B} {候補日C}
内訳希望:基本費用/オプション/保守を可能な範囲で
不明点があれば、前提をすり合わせたうえで見積いただいて構いません。
{候補日A}までにご提示いただけますと幸いです。
株式会社〇〇の〇〇
(署名)
標準
件名:【見積依頼】〇〇(条件多め)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
〇〇の見積をお願いします。
条件が多いので、要点だけまとめます。
依頼内容:〇〇
含めたい内容:〇〇
除外したい内容:〇〇
前提:〇〇
希望納期:{候補日A} {候補日B} {候補日C}
内訳:基本とオプションを分けてください
不明点があれば前提を確認のうえ進めてください。
{候補日A}までにご返信お願いします。
株式会社〇〇の〇〇
(署名)
柔らかめ
件名:【見積のお願い】〇〇(条件の確認含む)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
〇〇の見積をお願いしたいのですが、条件が多いため要点だけお送りします。
不足があれば確認してください。
依頼内容:〇〇
希望条件:〇〇
除外:〇〇
希望時期:{候補日A} {候補日B} {候補日C}
まず概算でも構いませんので、{候補日A}までにご返信いただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
株式会社〇〇の 〇〇
(署名)
急ぎ
急ぎは、理由を1文だけ添えると押しつけ感が減ります。難しい場合の代替(いつなら可能か)もセットにします。
丁寧
件名:【至急】見積ご依頼(〇〇)
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
急ぎで〇〇のお見積が必要となり、ご連絡いたしました。
社内判断の都合により、恐れ入りますが早めのご提示をお願いできますでしょうか。
依頼内容:〇〇
対象範囲:〇〇
納期希望:{候補日A} {候補日B} {候補日C}
可能でしたら、{候補日A}の{開始時刻}〜{終了時刻}までに概算をご提示いただけますと幸いです。
難しい場合は、いつ頃であればご提示可能か目安をご教示ください。
株式会社〇〇の〇〇
(署名)
標準
件名:【至急】〇〇の見積をお願いします
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
急ぎで見積が必要になりました。
可能であれば早めにご提示ください。
依頼内容:〇〇
対象範囲:〇〇
希望時期:{候補日A} {候補日B} {候補日C}
{候補日A}の{開始時刻}〜{終了時刻}までに概算だけでもいただけると助かります。
難しければ提示可能な時期を教えてください。
株式会社〇〇の〇〇
(署名)
柔らかめ
件名:【急ぎ】〇〇の見積のお願い
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
急ぎで費用感を確認したく、ご連絡しました。
可能な範囲で早めに見積をいただけると助かります。
依頼内容:〇〇
希望時期:{候補日A} {候補日B} {候補日C}
{候補日A}の{開始時刻}〜{終了時刻}までに概算が難しければ、目安の時期だけ教えてください。
よろしくお願いいたします。
株式会社〇〇の 〇〇
(署名)
追い問い合わせ
追い問い合わせは、催促ではなく確認のトーンにすると角が立ちにくいです。再送や要点の再掲も入れます。
丁寧
件名:【追い問い合わせ】見積依頼の件(〇〇)
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
先日は〇〇のお見積をご依頼いたしましたが、その後の状況を確認したくご連絡いたしました。
お忙しいところ恐縮ですが、進捗はいかがでしょうか。
念のため、依頼内容の要点を再掲いたします。
依頼内容:〇〇
対象範囲:〇〇
希望納期:{候補日A} {候補日B} {候補日C}
もし追加で必要な情報がございましたら、ご指示ください。
ご回答の目安をお知らせいただけますと幸いです。
株式会社〇〇の〇〇
(署名)
標準
件名:【追い問い合わせ】〇〇の見積依頼の件
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
先日お願いした見積の件で、進捗確認のためご連絡しました。
現状の見込みを教えてください。
依頼内容:〇〇
希望時期:{候補日A} {候補日B} {候補日C}
追加情報が必要であればお知らせください。
よろしくお願いいたします。
株式会社〇〇の〇〇
(署名)
柔らかめ
件名:【確認】〇〇の見積の件
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
先日お願いした見積の件、状況を確認したくご連絡しました。
いつ頃になりそうか、目安だけでも教えていただけますでしょうか。
依頼内容:〇〇
希望時期:{候補日A} {候補日B} {候補日C}
追加で必要な情報があればすぐお送りします。
よろしくお願いいたします。
株式会社〇〇の 〇〇
(署名)
ビジネスメールや文例をコピペで使いやすい形でまとめています。
お礼・依頼・謝罪・断り・社内連絡など、用途別に探したい方はこちらをご覧ください。
NG例と改善例
見積依頼は、情報が足りないほど往復が増えます。よくあるNGを避けるだけで、回答が早くなります。
NG例1:依頼内容が曖昧で見積が出せない
「見積ください」だけでは、相手は前提を置けません。対象範囲、成果物、希望時期を最低限入れます。
NG例
件名:見積お願いします 株式会社〇〇 〇〇様 お世話になっております。 株式会社〇〇の〇〇です。 〇〇の見積をお願いします。 できるだけ早くください。 株式会社〇〇の〇〇 (署名)
改善例
件名:【見積依頼】〇〇について
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
〇〇の件で見積をご依頼いたします。
依頼内容:〇〇
対象範囲:〇〇
成果物:〇〇
希望時期:{候補日A} {候補日B} {候補日C}
{候補日A}までにご提示いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
株式会社〇〇の〇〇
(署名)
NG例2:条件を後出しして比較が崩れる
最初に条件を出さず、後から追加すると見積の前提が変わります。含めたい内容と除外を分けて伝えると防げます。
NG例
件名:【見積依頼】〇〇 株式会社〇〇 〇〇様 お世話になっております。 株式会社〇〇の〇〇です。 〇〇の見積をお願いします。 あとで条件を送ります。 株式会社〇〇の〇〇 (署名)
改善例
件名:【見積依頼】〇〇(条件の確認含む)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
〇〇の見積をご依頼いたします。
条件を下記にまとめます。
含めたい内容:〇〇
除外したい内容:〇〇
前提条件:〇〇
希望時期:{候補日A} {候補日B} {候補日C}
不足があれば確認のうえ、前提を置いて見積いただいて構いません。
よろしくお願いいたします。
株式会社〇〇の〇〇
(署名)
よくある質問(FAQ)
見積依頼は、相手の工数も発生するため、マナーと実務の両面で迷いが出ます。よくある疑問を整理します。
相見積もりであることは伝えるべきですか?
伝えた方が安全です。条件をそろえた比較が目的であることを明確にすると、相手も内訳や前提を整えやすくなります。
条件が未確定でも見積依頼してよいですか?
問題ありません。ただし不確定な点は不確定と書き、前提条件を提示します。概算と確定見積を分けて依頼するとスムーズです。
見積の返信が遅い場合、どう催促すればよいですか?
催促より「進捗確認」のトーンが無難です。要点を再掲し、追加情報が必要ならすぐ出せる姿勢を添えると角が立ちにくいです。
まとめ
見積依頼メールは、内容の丁寧さ以上に、必要情報がそろっているかで結果が変わります。チェックリストの項目を先に整え、対象範囲と成果物、希望時期、内訳要望、見積期限を明確にすると、往復が減って比較もしやすくなります。初回、相見積、条件が多い場合、急ぎ、追い問い合わせの場面でも、前提を崩さずに伝えることが抜け漏れ防止の近道です。
ビジネスメールや文例をコピペで使いやすい形でまとめています。
お礼・依頼・謝罪・断り・社内連絡など、用途別に探したい方はこちらをご覧ください。
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この記事の監修者
ビジネス文例ナビ 運営事務局
企業サイト制作・運用に携わりながら、実務で使われるメール文面や社内文書の作成・改善を支援。ビジネス文書は「相手に配慮しつつ、要点を短く明確に伝えること」を重視し、例文は実務で使いやすい形に編集して掲載しています。
※掲載している文例は一般的な例です。業種・社内ルール・相手との関係性に応じて調整してご利用ください。






