依頼メールの例文|お願いの書き方

依頼メールは、相手に「やってください」と伝えるだけの連絡ではありません。相手の時間と手間を借りる以上、書き方ひとつで受け取られ方が大きく変わります。要件が正しくても、言い回しが強いと角が立ちます。
本記事では、依頼メール 例文を状況別に整理し、初回依頼/急ぎ/期限指定/相手負担が大きい依頼/断られた場合の再提案の5場面で「丁寧/標準/柔らかめ」を用意します。クッション言葉や言い換えもまとめ、相手が動きやすい依頼の形に整えます。
ビジネスメールや文例をコピペで使いやすい形でまとめています。
お礼・依頼・謝罪・断り・社内連絡など、用途別に探したい方はこちらをご覧ください。
目次
依頼メールで押さえる基本
依頼メールは、相手の判断材料を先に渡すほど通りやすくなります。本文は「結論→背景→依頼内容→期限→お礼」の順にすると迷いにくいです。
- 最初の2行で何の依頼か分かるようにする
- 相手にしてほしい作業を箇条書きで分解する
- 期限は「いつまでに」「なぜその期限か」を短く添える
- 相手が断りやすい逃げ道も一文入れる
件名例12個
件名は「依頼内容」と「期限の有無」が伝われば十分です。迷う場合は「【依頼】+要件名」で統一すると運用が安定します。
- 【依頼】〇〇のご対応のお願い
- 【ご相談】〇〇につきご協力のお願い
- 【至急】〇〇のご確認のお願い
- 【期限あり】〇〇のご提出のお願い
- 【お願い】〇〇の作成について
- 【依頼】〇〇資料のご送付について
- 【依頼】〇〇の見積ご提示のお願い
- 【依頼】〇〇の修正可否について
- 【確認依頼】〇〇内容のチェックのお願い
- 【再提案】〇〇の進め方のご相談
- 【ご協力依頼】〇〇の対応について
- 【お願い】〇〇のご対応可否の確認
クッション言葉と言い換え集
依頼メールは、直接的な表現を少し和らげるだけで印象が変わります。クッション言葉は多用せず、文頭に1つ入れるだけで十分です。
クッション言葉(使いやすい定番)
状況に合うものを1つ選び、依頼文の直前に入れます。
- 恐れ入りますが
- お手数をおかけしますが
- 差し支えなければ
- 可能でしたら
- ご多忙のところ恐縮ですが
- 突然のお願いで恐縮ですが
- 大変恐縮ですが
- 念のための確認ですが
- 勝手なお願いで申し訳ありませんが
- ご都合のよい範囲で構いませんので
- ご無理のない範囲でお願いできますでしょうか
強い表現の言い換え(角が立たない形)
命令形を避け「お願いできますか」「いただけますか」に寄せます。期限の指定も、理由を添えると納得感が出ます。
- してください → ご対応いただけますでしょうか
- 送ってください → ご送付いただけますと幸いです
- 早くください → 可能な範囲でお急ぎいただけますと助かります
- 今すぐ → 本日中に可能かご確認いただけますでしょうか
- 必ず → 可能でしたら
- できませんか → ご対応可否をご教示ください
- 間に合いません → 期限の調整をご相談させてください
- やり直してください → 修正のご検討をお願いできますでしょうか
- 見てください → ご確認いただけますでしょうか
- 返事ください → ご返信いただけますと助かります
- 参加してください → ご参加いただけますと幸いです
- 次はこうします → 次はこの進め方でいかがでしょうか
状況別の依頼メール例文
この章の例文は、相手名と依頼内容を置換すれば使える形です。状況に合う型を選べば、コピペOKで運用できます。
初回依頼
初回は、自己紹介の一文と依頼の背景を短く入れると安心感が出ます。相手に選択肢を残すと返事がもらいやすいです。
丁寧
件名:【依頼】〇〇のご対応のお願い 株式会社〇〇 〇〇様 突然のご連絡失礼いたします。 株式会社〇〇の〇〇です。 〇〇の件でご相談があり、ご連絡いたしました。 恐れ入りますが、下記についてご対応をご検討いただけますでしょうか。 ・〇〇の可否のご回答 ・必要事項のご教示(不足があればご指摘ください) ご都合が難しい場合は、その旨だけでもご返信いただけますと助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。 株式会社〇〇の〇〇 (署名)
標準
件名:【依頼】〇〇についてご対応のお願い 株式会社〇〇 〇〇様 お世話になります。 株式会社〇〇の〇〇です。 〇〇の件で、お願いがありご連絡しました。 お手数ですが、下記の対応が可能かご確認ください。 ・〇〇の実施可否 ・対応可能な場合の進め方 ご不明点があれば補足します。 よろしくお願いいたします。 株式会社〇〇の〇〇 (署名)
柔らかめ
件名:【お願い】〇〇についてご相談です 株式会社〇〇 〇〇様 はじめまして。 株式会社〇〇の〇〇です。 〇〇の件でご相談があり、ご連絡しました。 差し支えなければ、下記をご対応いただけないでしょうか。 ・〇〇について一度ご確認 ・可能な進め方のご提案 難しければ遠慮なくお知らせください。 よろしくお願いいたします。 株式会社〇〇の 〇〇 (署名)
急ぎ
急ぎは、理由を1文だけ添えると押しつけ感が減ります。相手にとって「何を先にすべきか」が分かる形にします。
丁寧
件名:【至急】〇〇のご確認のお願い 株式会社〇〇 〇〇様 いつもお世話になっております。 株式会社〇〇の〇〇です。 ご多忙のところ恐縮ですが、〇〇の件で至急ご確認をお願いしたくご連絡いたしました。 社内調整の都合により、本日中に可否だけでも頂戴できますと助かります。 ご確認いただきたい点は下記です。 ・〇〇の内容に問題がないか ・修正が必要な場合の箇所 難しい場合は、可能な回答時刻の目安をご教示ください。 何卒よろしくお願い申し上げます。 株式会社〇〇の〇〇 (署名)
標準
件名:【至急】〇〇の確認をお願いします 株式会社〇〇 〇〇様 お世話になっております。 株式会社〇〇の〇〇です。 急ぎで〇〇の確認をお願いしたくご連絡しました。 社内の締切が迫っているため、本日中に可否をご返信いただけると助かります。 確認点は下記です。 ・〇〇の内容 ・修正の要否 難しい場合は、いつ頃なら可能かだけでもお願いします。 よろしくお願いいたします。 株式会社〇〇の〇〇 (署名)
柔らかめ
件名:【急ぎのお願い】〇〇のご確認について 株式会社〇〇 〇〇様 お世話になっております。 株式会社〇〇の〇〇です。 急ぎで確認が必要になり、ご連絡しました。 可能でしたら、本日中に〇〇の可否だけでも教えていただけますでしょうか。 確認していただきたいのは下記です。 ・〇〇の内容が問題ないか 難しければ、返信可能なタイミングを教えてください。 よろしくお願いいたします。 株式会社〇〇の 〇〇 (署名)
期限指定
期限指定は「いつまでに」と「理由」をセットにします。候補日と時間は置換形式にし、相手が選びやすい形にします。
丁寧
件名:【期限あり】〇〇のご提出のお願い
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
〇〇の件につき、恐れ入りますが期限を設けてお願いしたくご連絡いたしました。
社内の確定作業の都合により、{候補日A}までにご提出いただけますと幸いです。
ご依頼内容は下記です。
・〇〇の提出
・不足があれば追記のご連絡
期限が難しい場合は、{候補日B}または{候補日C}での調整可否をご相談ください。
何卒よろしくお願い申し上げます。
株式会社〇〇の〇〇
(署名)
標準
件名:【期限指定】〇〇の提出をお願いします
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
〇〇の提出期限についてご連絡します。
社内の手続きの都合で、{候補日A}までにご提出をお願いできますでしょうか。
依頼内容は下記です。
・〇〇の提出
難しい場合は、{候補日B}か{候補日C}で調整できるか教えてください。
よろしくお願いいたします。
株式会社〇〇の〇〇
(署名)
柔らかめ
件名:【お願い】〇〇の期限についてご相談です
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
〇〇の件で、提出期限をご相談させてください。
可能でしたら、{候補日A}までにいただけるととても助かります。
難しければ、{候補日B}または{候補日C}でも問題ありません。
ご都合を教えてください。
株式会社〇〇の 〇〇
(署名)
相手負担が大きい依頼
負担が大きい依頼は、作業量の見立てを先に示し、断りやすい逃げ道を用意します。分割提案も入れると受け入れられやすいです。
丁寧
件名:【ご相談】〇〇につきご協力のお願い 株式会社〇〇 〇〇様 いつもお世話になっております。 株式会社〇〇の〇〇です。 突然のお願いで恐縮ですが、〇〇についてご協力をお願いできないかご相談です。 作業量が多いことは承知しておりますので、可能な範囲でのご対応で構いません。 お願いしたい内容は下記です。 ・〇〇の作成または整理 ・内容の確認と不足箇所のご指摘 難しい場合は、対応可能な範囲や分割案をご提案いただけますでしょうか。 何卒よろしくお願い申し上げます。 株式会社〇〇の〇〇 (署名)
標準
件名:【ご協力依頼】〇〇の対応について 株式会社〇〇 〇〇様 お世話になっております。 株式会社〇〇の〇〇です。 〇〇の件でお願いがあります。 ご負担が大きいと思いますので、可能な範囲で構いません。 依頼内容は下記です。 ・〇〇の作成 ・確認と修正点の共有 全部が難しければ、できる範囲だけでも教えてください。 よろしくお願いいたします。 株式会社〇〇の〇〇 (署名)
柔らかめ
件名:【お願い】〇〇の件でお力を借りたいです 株式会社〇〇 〇〇様 お世話になっております。 株式会社〇〇の〇〇です。 〇〇の件で、少し大きめのお願いがありご連絡しました。 ご無理のない範囲で構いませんので、ご協力いただけないでしょうか。 お願いしたいのは下記です。 ・〇〇の作成または確認 難しければ、できそうな部分だけでも教えてください。 よろしくお願いいたします。 株式会社〇〇の 〇〇 (署名)
断られた場合の再提案
断られた後は、相手の事情を尊重しつつ、代替案を短く提示します。感情的にならず「選択肢」を増やすのがコツです。
丁寧
件名:【再提案】〇〇の進め方につきご相談
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
先日はご回答ありがとうございました。
ご多忙のところご検討いただきましたこと、御礼申し上げます。
差し支えなければ、負担を軽くする形で再提案させてください。
下記のいずれかでご対応可能でしょうか。
・範囲を限定して〇〇のみご対応
・期限を{候補日B}または{候補日C}に変更
・{開始時刻}〜{終了時刻}の短時間で要点だけ確認
難しい場合は、代替案をご教示いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
株式会社〇〇の〇〇
(署名)
標準
件名:【再提案】〇〇の件、進め方のご相談
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
先日はご回答ありがとうございました。
可能な形に調整して進められないかと思い、再提案します。
下記のどれかであれば可能でしょうか。
・範囲を〇〇のみに絞る
・期限を{候補日B}か{候補日C}にする
・{開始時刻}〜{終了時刻}で短く確認する
難しければ、別案があれば教えてください。
よろしくお願いいたします。
株式会社〇〇の〇〇
(署名)
柔らかめ
件名:【ご相談】〇〇の件、別の形でお願いできますか
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
ご回答ありがとうございました。
難しいとのこと、承知しました。
もし可能でしたら、負担が少ない形でお願いできないかと思い連絡しました。
・範囲を小さくして〇〇だけお願いする
・期限を{候補日B}または{候補日C}にする
・{開始時刻}〜{終了時刻}で短く確認する
どれも難しければ、今後の良いタイミングを教えてください。
よろしくお願いいたします。
株式会社〇〇の 〇〇
(署名)
ビジネスメールや文例をコピペで使いやすい形でまとめています。
お礼・依頼・謝罪・断り・社内連絡など、用途別に探したい方はこちらをご覧ください。
NG例と改善例
依頼メールは、内容よりも「伝え方」で損をしがちです。よくあるNGを避けるだけで、返信率が上がります。
NG例1:命令形で押しつけに見える
命令形は相手の裁量を奪って見えます。依頼は「可否確認」と「お願い表現」に置き換えると角が立ちません。
NG例
件名:〇〇をしてください 株式会社〇〇 〇〇様 お世話になっております。 株式会社〇〇の〇〇です。 至急、〇〇をやってください。 できたら送ってください。 株式会社〇〇の〇〇 (署名)
改善例
件名:【依頼】〇〇のご対応可否の確認 株式会社〇〇 〇〇様 お世話になっております。 株式会社〇〇の〇〇です。 恐れ入りますが、〇〇についてご対応いただけるかご確認をお願いいたします。 可能な場合は、完了見込みもあわせてご教示いただけますと幸いです。 難しい場合は、その旨だけでもご返信ください。 よろしくお願いいたします。 株式会社〇〇の〇〇 (署名)
NG例2:期限だけ言って理由がない
期限を一方的に提示すると反発が出ます。理由を1文添え、調整案も出すと受け入れられやすいです。
NG例
件名:〇〇の提出は明日まで 株式会社〇〇 〇〇様 お世話になっております。 株式会社〇〇の〇〇です。 〇〇は明日までに提出してください。 遅れないようにお願いします。 株式会社〇〇の〇〇 (署名)
改善例
件名:【期限指定】〇〇のご提出のお願い
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
社内の確定作業の都合により、〇〇は{候補日A}までにご提出いただけますと幸いです。
期限が難しい場合は、{候補日B}または{候補日C}での調整可否をご相談ください。
何卒よろしくお願いいたします。
株式会社〇〇の〇〇
(署名)
よくある質問(FAQ)
依頼メールは、相手の状況が見えない分だけ迷いが出ます。判断基準を持つと、書き直しが減ります。
依頼メールは最初に何を書けばよいですか?
最初は結論です。「〇〇をお願いしたい」「〇〇の確認をお願いしたい」と用件を先に書きます。そのあとに背景を1〜2文で補います。
期限を入れると強く見えます。どうすればよいですか?
期限は「理由」とセットにします。さらに、調整案を1つ入れると押しつけ感が減ります。候補日を提示して選んでもらう形も有効です。
断られたときに再依頼しても失礼になりませんか?
相手の事情を尊重し、負担を減らす代替案を出せば問題になりにくいです。範囲縮小、期限変更、短時間の確認など選択肢で提案します。
まとめ
依頼メールは、相手が判断しやすい材料を先に渡すほど通りやすくなります。件名は依頼内容が分かる形にし、本文は結論から書きます。急ぎや期限指定は理由を1文添え、調整案も用意すると角が立ちません。負担が大きい依頼は範囲や分割を示し、断られた場合は代替案で再提案すると前に進みます。
ビジネスメールや文例をコピペで使いやすい形でまとめています。
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この記事の監修者
ビジネス文例ナビ 運営事務局
企業サイト制作・運用に携わりながら、実務で使われるメール文面や社内文書の作成・改善を支援。ビジネス文書は「相手に配慮しつつ、要点を短く明確に伝えること」を重視し、例文は実務で使いやすい形に編集して掲載しています。
※掲載している文例は一般的な例です。業種・社内ルール・相手との関係性に応じて調整してご利用ください。





